狂った世界(2026/6/1)

 

 

 

投資家の間では広く知られている話として、「靴磨きの少年」の話があります。

以前、ネットで関連記事がありましたので、以下にその文章を掲載します。

 

 

 

 

 

1929年、米国はまさにバブルの真最中だった。有力な政治家であり、投資家としても大成功をおさめていたジョセフ・ケネディは、あるときニューヨークの街角で靴磨きの少年に靴を磨かせていた。少年は目を輝かせて、あれこれと株式市場の話を熱心にする。ケネディは、その様子を見て不安に感じ、家に戻ると持ち株の売却の注文を出したのである。後世「暗黒の木曜日」として知られる世紀の大暴落が起きる直前のことだった。ケネディは、この大暴落を無傷で切り抜けたといわれている』

 

 

 

 

 

そのような中、最近も以下の2つのニュースを受けて、投資家の間で再び「靴磨きの少年」の話が注目されているのです。

 

 

 

 

 

【キオクシアの時価総額、一時三菱UFJ超え 世界半導体で上昇率トップ級】

 

 

 

【高校生も買うキオクシア 取引の3割占める個人、株価40倍のエンジン】

 

 

 

 

 

現在、株式市場では半導体企業のキオクシア(旧東芝メモリ)の株価上昇が凄まじく、時価総額が36兆円を超え、三菱UFJフィナンシャル・グループを抜く場面までありました。

 

 

 

また、そんなキオクシアの株を、高校生が「アルバイトでためたお金で」買っているそうです。

高校生曰く「AI(人工知能)需要の拡大余地を踏まえると、価格高騰が続きそう」とのことです。

 

 

 

そして、このような状況を踏まえて、投資家の間では「これって、あの有名な靴磨きの少年の話ではないですか?」という反応になっているようなのです。

 

 

 

一方で、「AI需要の拡大余地」と言ったところで、AIは決して良い面ばかりではなく、以下のようなニュースがあることも押さえておくべきだと思います。

 

 

 

 

 

【「とてつもなく不快」・・・AIのために従業員を苦しめるメタ・プラットフォームズ、業務データの収集に加え大規模リストラも】

 

 

 

AI時代に加速するCEOたちの「成果主義」宣言-共感経営は終焉、人員削減も容赦なし】

 

 

 

AIで「雇用喪失不安」4割に 従業員回答、大手コンサル調査】

 

 

 

 

 

要するに、AIの負の面として、雇用・リストラ・失業の問題があるわけです。

他にも、AIによるハルシネーション(嘘・でたらめ)の問題、ディープフェイク(偽画像・偽動画)の問題、相場における急変リスクの問題・・・など、たくさんの問題があります。

 

 

 

また、これは知人から直接聞いた話ですが、AIによる「会議の録音の文字起こし」が、「全く使い物にならない」そうです。

実際、これについては、ネット上でも「AIの議事録には未決事項を決定と書いたり、瑣末なことを長々と書いたり、逆に大事なことを書き漏らしていたり、散々です」といった声が上がっています。

 

 

 

そして、こういったAIの負の面があるからこそ、今、米国ではAIに対する「嫌悪感」が高まっていると報じられています。

 

 

 

そのような中、現在の米国では、株価が高騰していても消費者マインド(消費者信頼感指数)は過去最低に落ち込んでいます。

これは、70年余りに及ぶ調査史上、最低水準にまで落ち込んでいるということです。

また、米調査会社ギャラップの世論調査では、米国人の76%が「経済状況が悪化している」と回答しています。

 

 

 

一方、日本でも、実質賃金が4年連続でマイナスになっていますし、内閣府が発表する「街角景気」もコロナ禍以来の低水準になっています。

 

 

 

したがって、本来なら、日本も米国も「株価高騰に浮かれている場合ではない」というのが、実態に近いわけです。

ただし、この状況は「政治が引き起こした人災」だと思います。

結局のところ、少し前にトランプ米大統領も言いましたが、「私たちは狂った世界に生きている」ということなのでしょう。

 

 

 

また、そんな「狂った世界」といえば、現在は中東情勢の混乱を受けて、「エンジンオイル不足」が叫ばれています。

 

 

 

 

 

【「車の血液」が枯渇・・・エンジンオイルの入荷がストップ 中東緊迫で整備工場が悲鳴「もう勘弁して」物流ストップの危機も】

 

 

 

 

 

また、ネット上では、次のようなことを言っている人もいました。

 

 

 

 

 

『今、トヨタ車のディラーに定期点検に来ているけど、エンジンオイルは入荷がストップして、今ある在庫が無くなり次第、この店舗ではオイル交換できなくなるそうです。どこに「原油やナフサは確保できている」のでしょう? 高市早苗さん、嘘ばかり吐きますね』

 

 

 

 

 

そのような中、このタイミングで、先週の527日には「国家情報局設置法」が成立しました。

これによって、今後の日本は「戦前・戦時中のような監視国家になる」と言って、警鐘を鳴らす人が少なくありません。

また、冒頭で述べた「暗黒の木曜日」から「世界大恐慌 → 第二次世界大戦」となった当時のように、「歴史は繰り返すのか?」と言って、警鐘を鳴らす人も少なくありません。

 

 

 

ところで、なぜ、このタイミングで「国家情報局設置法」なのでしょうか?

また、そもそもですが、今の日本政府は信用に値するでしょうか?

 

 

 

ちなみに、世界最大級のヘッジファンド「ブリッジウォーター・アソシエーツ」創設者で、ヘッジファンドの帝王と呼ばれるレイ・ダリオ氏は、「私は望まないが、我々は世界大戦に突入しつつあると恐れている」と述べています。

 

 

 

相場については、株価高騰に浮かれずに、引き続き慎重に取り組んでいきましょう。