超常現象

 

先々週のコラムでは、「目に見えない世界」や「運」をテーマにしました。

 

 

 

このようなテーマを扱ったとは言え、私は元来、理系人間です。

 

大学では化学を専攻し、白衣を着て実験を行っていました。

 

また、卒業時のゼミでは応用数学研究室に所属し、「暗号」をテーマに研究をしていました。

 

したがって、以前の私は「科学的でないものは一切信じない」という考え方をしていました。

 

 

 

しかし、「どんなに強情な者でも、否定する事のできない超常現象に直面すると、それを絶対的に信じるようになる」と言った方がいます。

 

その方は政木和三氏です。

 

既に故人となっていますが、大阪大学工学部工作センター長だった方で、カラーテレビの低価格化や自動炊飯器、瞬間湯沸かし器、歯科用ドリル、電気ギターなど、900件以上の発明を行った方です。

 

その政木氏も「科学的でないものは一切信じない」という考え方をしていたそうですが、否定する事のできない超常現象に何度も直面した事で、それを信じるようになったといいます。

 

 

 

実は、私も政木氏と同様、否定する事のできない超常現象に何度も直面した事があり、それを信じるようになった経緯があります。

 

そして、最近、その頻度が特に高まっています。

 

それが、今回、再び「目に見えない世界」や「運」をテーマにしたコラムを書こうと思った理由です。

 

皆さんも、もし超常現象の詳細についてご興味があれば、一度「政木和三」氏の書籍を読んでみてください。

 

私の直面した「否定する事のできない超常現象」も政木氏とよく似たものになりますので、政木氏の書籍を読まれた方がより理解が深まるだろうと思うからです。

 

 

 

さて、とは言うものの、私は「超常現象について、科学的に理解できないものだろうか」という事を今でも思っています。

 

 

 

「パラレルワールド 11次元の宇宙から超空間へ」などの著書を出している物理学者で、NY市立大学教授のミチオ・カク氏は、「人は、ある知的存在(神)が創造した法則の支配する世界に存在している」「知的存在(神)は数学者である」と言っているそうです。

 

ミチオ・カク氏の言う事が正しければ、いわゆる超常現象も、知的存在(神)の創造した「何らかの」法則に該当したが故に起こると理解できそうです。

 

 

 

また、オーストラリアのグリフィス大学教授であるハワード・ワイズマン氏も、量子力学について、量子力学的現象の不可思議さを突き詰めて考えた結果、「パラレルワールドは存在する」と提唱しているようです。

 

「パラレルワールドが存在する」という事は、「恐竜が絶滅しなかった世界」「第二次世界大戦が起こらなかった世界」「ベルリンの壁が壊されなかった世界」など、私達の存在する世界とは異なる世界がどこか別の空間(次元)に存在しているという事を意味します。

 

最近、一部で話題になっている「存在するはずのない昭和65年の偽1万円硬貨が出てきた事件」でも、「パラレルワールドの存在が遂に証明されたか?」などと言われています。

 

理由としては、偽1万円硬貨に高価な希少金属が使用されており、鋳造技術も造幣局と比べて遜色ないレベルだったからだそうで、誰がなぜ作ったのか、説明がつかないからのようです。

 

仮に、パラレルワールドがあるのであれば、この不可解な事件も説明がつくだろうという事のようです。

 

そして、超常現象についても、もし、パラレルワールドが本当に存在するのなら、起こることだってあり得ると理解できそうです。

 

 

 

そんな中、イギリスのオックスフォード大学教授のニック・ボストロム氏は「この世は技術的にとても進んだ文明によって、微に入り細に入り創られた豊かな仮想現実」と提唱しているようです。

 

そして、21世紀最大の天才起業家と呼ばれているイーロン・マスク氏も「私達が生きている世界が仮想現実でないという可能性は10億分の1しかない」と言ったそうです。

 

映画「マトリックス」のような話になってきますが、もし、私達の生きている世界が仮想現実であるならば、「仮想現実だからこそ、超常現象も起こり得る」と理解する事ができそうです。

 

 

 

結局、何が正しい答えなのかは分かりませんが、自らの経験として、「世の中不思議な事は絶対にある」という事は言えます。

 

 

 

最後に、「これらの話が相場の世界にはどう関係するのか」という事ですが、実はバンク・オブ・アメリカ傘下の投資銀行メリルリンチも、顧客向けのレポートで「我々はすでに2050%の確率で仮想現実に住んでいる」と記述しているそうです。

 

そして、VR(バーチャルリアリティ)やAR(拡張現実)が今後の成長分野になるだろうと結論付けているようです。

 

 

 

したがって、私の結論としましては、「目に見えない世界」や「運」などを考える際も、それらを味方につければ、相場の世界でも有利になるだろうという事なのです。

 

 

 

前述のように、知的存在(神)の創造した「何らかの」法則があると意識する、仮想現実だからこそ、理想の仮想現実に書き換える事だってできる、という視点が重要なのではないかと思っています。

 

 

 

そして、そのための鍵が、先々週のコラムでもお伝えしたように「リスク管理がシビア」「言動がポジティブ」「忍耐強い」などになってくるのではないかと思っています。

 

さらに、「神社」にまつわる事も重要だと思います。

 

 

 

皆さんもぜひ、こういった話を念頭に置かれた上で、今後の相場に対応していただければと思います。