「失敗したところでやめてしまうから失敗になる。 成功するところまで続ければ、それは成功になる」
上記はパナソニック創業者、松下幸之助氏の名言です。
今回は改めて、「私の手法(負けなければ勝つ)が優れている理由」について考察したいと思います。
そして、そのためにはプロトレーダーの世界の舞台裏を知っていただくのが良いと思います。
世界中のプロトレーダー達が、マーケットの勝者になるのに「必要」だと口を揃えている言葉があります。
それは「忍耐」です。
なぜでしょうか?
これもプロトレーダーなら、誰もが一度は口にした事があるセリフが物語っています。
「相場は、なんて理不尽なのだろう」です。
よく言われますが、相場は生き物であり、生き物であるからこそ、時に理不尽な値動きをします。
だからこそ、そんな理不尽な世界で勝ち残っていくには「忍耐」が必要だという事なのです。
FXをはじめ、投機の世界の役割は、「需要と供給という市場原理で公正な価格を提供する」等と言われます。
しかし、FXをやるという事は、究極のところ「マーケットという戦場でお金の奪い合いをする」という事です。
決して甘い世界ではないわけです。
「クソ!」「ふざけんな!」「ガックリ無口で下を向く」「狂ったように喋り出す」・・・
こんな光景は、プロの世界では日常茶飯事です。
損に対して平静を保てないわけです。
そして、クビになる人が後を絶たない世界です。
厳しい雰囲気である事が何となく伝わったかと思いますが、そんなプロトレーダー達には弱点があります。
それが「規制の多さ」です。
決算の関係での時間の制約がありますし、株式のトレーダーであれば、株価操縦行為を防ぐために、「見せ玉」対策としての「全ての買い注文が成立した後、もしくは未成立の買い注文を取り消した後でないと決済注文を出せない」や、同じく株価操縦行為を防ぐために、「株価吊り上げ」対策としての「新高値を二番槍以降でないと買えない」などの制限を設けている会社もあります。
そんな中、個人トレーダーの強みが「規制がない」なのです。
特に「時間の制約がない」は有効に活用すべきです。
なぜなら、当たり前の話ではありますが、資金は一度失ってしまうと、次の一手が小さくなるからです。
さらに、昨今はHFT(超高速取引)の台頭も無視できません。
「トレーダーが決断を下すのに1秒、しかしHFTは100万倍速のマイクロ秒で決断し、さらにその1000倍のナノ秒単位で発注します」
「1ナノ秒の10億倍が1秒、1秒の10億倍は31年、秒の世界に置き換えると、人とHFTの差が分かると思います」
このような営業トークをゴールドマン・サックス等が他の機関投資家に対して行っているのですが、時代は凄まじい勢いで変わってきているのです。
過去には、アメリカで個人トレーダーが損の腹いせで銃を乱射した事件がありました。
「機械VS人間」となりつつある市場で、プロであっても「竹槍で戦う足軽兵の気分だ」と言う人達も出てきています。
一筋縄でいかなくなってきているのが昨今の相場なのです。
だからこそ、冒頭に戻って、「失敗したところでやめてしまうから失敗になる。 成功するところまで続ければ、それは成功になる」という松下幸之助氏の言葉を私達は噛みしめるべきですし、「忍耐」を重んじるべきなのです。
そして、こういった考えを実践に取り入れたのが私の手法(負けなければ勝つ)であり、だからこそ、私の手法(負けなければ勝つ)が優れているのです。
皆さんも、再度このような背景をしっかりと認識して、取り組んでいただけたら幸いです。