「いい国」とは、どんな国でしょうか?
「いい国」の条件とは、どんなものでしょうか?
楽しさ、魅力、安定した気候、人権、男女平等、環境への配慮、宗教の自由、文化面、教育、歴史、料理、食事、税金、政治、経済、住居、医療、軍事力、治安、衛生面・・・・
上記のように、挙げれば色んな条件が出てきそうです。
そんな中、「世界最高の国ランキング」というものがあります。
米週刊誌「USニューズ&ワールド・レポート」が出しているものですが、60の国を対象に、1万6200人以上のビジネス・リーダーなどが9つの分野と75の評価基準でランキングを作成しています。
その最新版の結果ですが、FX投資家として、気になるランキングは以下の通りです。
1位:スイス
2位:カナダ
3位:イギリス
4位:ドイツ
5位:日本
7位:アメリカ
8位:オーストラリア
9位:フランス
14位:ニュージーランド
16位:イタリア
19位:スペイン
24位:ポルトガル
皆さん、どんな感想を持たれましたか?
仮に様々な国に住んでみたとして、その感想は人によって違ってくるでしょうが、基本的に多くの人達が「住みたい」と思うような国の通貨が買われる傾向にあるのは確かです。
ただし、長期的には買われるという意味で、ランキングは常に変動するものなので、その点は注意が必要です。
上記ランキングを参考にしますと、スイスフランやカナダドルは「買い」という事になりますし、昨年EUを離脱したイギリスもあまり悲観する必要はないのかもしれません。
しかし、難しいのはユーロです。
ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、ポルトガルと、ユーロ圏の国々がランキング上位に入っているのは確かですが、財政赤字で苦しむギリシャも含めて、ユーロは25か国が法定通貨として採用しているからです。
こういった不安面がある事から、個人的にはユーロは「売り」だと思っています。
ここで、興味深い情報があります。
それは、ニュージーランドです。
現在、世界中の富裕層達がニュージーランドの土地を買い漁っているそうです。
理由としては、テロのリスクも低いですし、政治的に安定し、ビジネス環境も快適で軍事紛争もないからという事のようです。
今後はニュージーランドのランキングが上がってくるかもしれません。
以上、国別ランキングを見てきましたが、もちろん、これらランキングだけが通貨の強弱を決定する要因ではありません。
しかし、前述のように、多くの人達が「住みたい」と思うような国の通貨が買われる傾向にあるのは確かなので、皆さんも今後は少し意識を向けていただければと思います。